ツレヅレナルオタク。

そこはかとなくジャニーズWESTについて書きつくれば

【卒論フィードバック】ジャニーズWESTファンの幸福感による推し活分析🌈

卒論でも推し活を巻き込んじゃったオタクによる、大変長らくお待たせしすぎた卒論のフィードバックになります!
できる限り!小難しい話は端折って書きます!頑張ります!

研究を行ったのは今回が初めてなので不得手な部分も多く、自分自身反省点の多い研究となってしまいましたが、細かいところはあたたかい目で見守ってくださると幸いです🌸

 

⚠注意⚠

本ブログは予告なく掲載終了する場合があります。ご了承ください。

 

 

調査方法について

対象者 :ジャニーズW ESTのファン3,470名

(男性21名、女性3330名、回答したくない20名、その他17名)(平均年齢24.9歳(SD:8.408)

 調査期間:2022年9月15日~9月20日

 調査方法:Google Formを使用したWebアンケート

 

いま見返しても震えるくらい多くの方にご協力いただきました! ありがとうございました!

 

研究の目的

ジャニーズWESTファンを、得ている幸福感の種類によって分類して、ファン行動・ファン心理・記述内容にどのような違いがあるのか知りたい!

 

どういうこっちゃ。

詳しく説明していきます。

まず、ジャニーズWESTファンが得る幸福感の種類を測定するために、

PERMA

という考え方を用いました。

PERMAとは、ポジティブ心理学に基づく幸福感を構成する5つの要素を指します。

 

P(Positive emotion)…ポジティブ感情

E(Engagerment)…熱中

R(Relationship)…関係性

M(Meaning)…意義

A(Accomplishment)…達成感

 

要は、人はこの5つの要素を満たすことで幸福感を満たすことができるという考え方。

今回の研究では、

ジャニーズWEST推し活場面におけるPERMA(すなわち、ファンPERMA)の満たし方によってファンの分類を行い、

ファン行動・ファン心理・記述内容との関係を見ていきます

 

研究の結果

各要素の結果

幸福感(ファンPERMA)

分析の結果、幸福感(ファンPERMA)は、

①『ポジティブ・熱中』因子(P・E)

②『意義・達成感』因子(M・A)

③『ファン関係性』因子(R)

の3因子として抽出されました。

(※分析の結果で3つにグループ分けできたよ~って話)

 

各因子に振り分けられた項目と、項目・因子別の平均値は以下の通りです。

回答の最小値は1・最大値は4。

(nが回答数。mが平均値。SDが標準偏差です。)

……わかっていたけど、めっちゃ幸福感の平均値が高い。

Twitterで推し活の幸福感アンケートについて答えるようなオタクなので、そりゃ幸福感は高いです。

全体的な幸福感を問う「すべてを考え合わせると、あなたはジャニーズWESTを応援していて幸せを感じますか」に関する平均値は3.872となっています。凄まじいですね。

抜きんでて数値が高いのは『ポジティブ・熱中』因子

次に『意義・達成感』『ファン関係性』へと続きます。

 

ファン行動

分析の結果、ファン行動は、

①『布教・拡散行動』因子

②『購買行動』因子

③『メディア接種行動』因子

の3因子として抽出されました。

 

各因子に振り分けられた項目と、項目・因子別の平均値は以下の通りです。

回答の最小値は1・最大値は4。

 

数値が特に高いのは「ジャニーズWESTの作品を見たり聞いたりする」「ジャニーズWESTのCDやDVDを買う」などの作品を摂取するための行動。最も気やすいファン行動と言えるでしょう。

逆に数値が低いのは、「番組出演などをメディアにリクエストする」「ジャニーズWESTの公式SNSYouTubeTwitterTikTok)を拡散する」といった手順を踏んで外部へ働きかける行動。最も手をつけにくいファン行動であると考えられます。

因子別で見ても『メディア接種行動』『購買行動』の2因子が並んで平均値が高く、その後に『布教・拡散行動』因子が続く結果となりました。

 

ファン心理

以下はファン心理構造9項目について5件法で尋ねた回答の平均値です。

最小値は1・最大値は5。

実際の質問項目

  1. ジャニーズWESTは自分の人生に強い影響を与えていると思う【ファン・アイデンティティ
  2. ジャニーズWESTを大きく成長させることが自分の務めだと思っている【育成への使命感】
  3. ジャニーズWESTの作品(歌・演技・パフォーマンスなど)をプロとして評価している【作品への評価】    
  4. ジャニーズWESTには有名になってほしい【流行への意識】
  5. ジャニーズWESTのような生き方を目標にしている【人間性への評価】    
  6. 私は他のジャニーズWESTのファンが好きであり、一緒に盛り上がると楽しい【ファン・コミュニケーション】
  7. ジャニーズWESTの外見は、私にとってとても魅力的だ    【外見的魅力】
  8. ジャニーズWESTのファンだということを周囲には隠そうと思う【隠れファン】
  9. できるなら友達や恋人としてジャニーズWESTと遊びたい【疑似友人・恋人】

 

『隠れファン』層を除いたすべての因子の数値が高いです。

特に『ファン・アイデンティティ』『外見的魅力』の2項目の数値が非常に高く、次いで『流行意識』『作品への評価』『人間性への評価』と続く結果となりました。

外見的魅力の数値が高いのはアイドルファンらしいですよね。

 

各要素の相関

ここからは各要素の相関関係を見ていきます。(少し難しくなるけどなんとなくで読んでね)

幸福感(ファンPERMA)×ファン行動

要するに、

①『ポジティブ・熱中』因子

すべてのファン行動因子と関係性がある

『布教・拡散行動』との相関が最も強い。

・幸福感の3因子の中で『メディア接種行動』と最も強い相関を持つ

やはりオタクの根源は『ポジティブ感情・熱中』だよな。

 

②『意義・達成感』因子

すべてのファン行動因子と関係性がある

『布教・拡散行動』との相関が最も強い

・幸福感の3因子の中で『布教・拡散行動』『購買行動』最も強い相関を持つ。

布教・拡散や購買することに、『意義・達成感』を覚える人が多いみたい。

 

③『ファン関係性』因子

・幸福感の3因子のうちすべての行動との関連が最も弱い

『布教・拡散行動』とのみ相関を持つ

ファン同士の関係性が強さが『布教・拡散行動』のやりがいを与えてくれるよね

 

幸福感(ファンPERMA)×ファン心理

要するに、

①『ポジティブ・熱中』因子

・他の幸福感因子と比較して『ファン・アイデンティティとの相関が抜きん出て強い

『外見的魅力』『隠れファン』の2因子においても幸福感の3因子の中で最も強い相関を持つ。

『ポジティブ・熱中』=ファンの根源的幸福感。

 

②『意義・達成感』因子

・他の幸福感因子と比較して『育成への使命感』因子との相関が抜きん出て強いほか、人間性への評価』因子においても幸福感の3因子の中で最も強い相関を持つ。

『作品への評価』『疑似友人・恋人』(塗りつぶし忘れです🙏)の2因子と唯一有意な相関を持つ幸福感因子である。

そりゃ『意義・達成感』と、使命感や評価と関係は深いよね。

 

③『ファン関係性』因子

・他の幸福感因子と比べると全体的に相関は弱い

・幸福感の3因子の中で『ファン・コミュニケーション』因子と最も強い相関を持っている。

勿論『ファン関係性』と『ファン・コミュニケーション』の関係も深い。

 

幸福感によるファンの分類

幸福感(ファンPERMA)パターンの分類

記述回答項目との相関に入る前に、

得ている幸福感の種類によってファンを分類します

 

『ポジティブ・熱中』『意義・達成感』『ファン関係性』それぞれの項目の平均値以上or未満の掛け合わせで、ファンを8パターンに分けました。

 

一応パターン名は書いておきますが、さらっと流してもらって大丈夫です。

ちなみにnは各パターンの人数を表します。めちゃくちゃ高幸福感ファン層が多いね。

――――――――――

①第1パターン『低幸福感ファン層』(=726

『ポジティブ・熱中』『意義・達成感』『ファン関係性』の3因子すべてにおいて平均値未満の幸福感である。

 

②第2パターン『ポジティブ・熱中ファン層』(235

『ポジティブ・熱中』因子のみが平均値以上の幸福感を得ており、『意義・達成感』『ファン関係性』の2因子は平均値未満である。

 

③第3パターン『意義・達成感ファン層』(217

『意義・達成感』因子のみが平均値以上の幸福感を得ており、『ポジティブ・熱中』『ファン関係性』の2因子は平均値未満である。

 

④第4パターン『ファン関係性ファン層』(271

『ファン関係性』因子のみが平均値以上の幸福感を得ており、『ポジティブ・熱中』『意義・達成感』の2因子は平均値未満である。

 

⑤第5パターン『ポジティブ・熱中/意義・達成感ファン層』(430

『ポジティブ・熱中』『意義・達成感』の2因子で平均値以上の幸福感を得ており、『ファン関係性』因子のみ平均値未満である。

 

⑥第6パターン『ポジティブ・熱中/ファン関係性ファン層』(204

『ポジティブ・熱中』『ファン関係性』の2因子で平均値以上の幸福感を得ており、『意義・達成感』因子のみ平均値未満である。

 

⑦第7パターン『意義・達成感/ファン関係性ファン層』(221

『意義・達成感』『ファン関係性』の2因子で平均値以上の幸福感を得ており、『ポジティブ・熱中』因子のみ平均値未満である。

 

⑧第8パターン『高幸福感ファン層』(1038

『ポジティブ・熱中』『意義・達成感』『ファン関係性』の3因子すべてにおいて平均値以上の幸福感を得ている。

――――――――――

 

幸福感(ファンPERMA)×記述回答項目
▶「ファンになるきっかけ」に関する記述回答

Q.「あなたがジャニーズWESTのファンになるきっかけとなった出来事と、その理由について教えてください」

「ファンになったきっかけ」について問うた記述回答項目ですね。

まずは頻出語句から見ていきます。

 

 

目立つ固有名詞としては「ザ少年倶楽部」「パパジャニWEST」。「重岡大毅」を始めとする、メンバー名もちらほら見受けられますね。

個人的には曲名である「証拠」がランクインしてきたのも嬉しかったです。

 

次に共起ネットワーク図です。

出現パターンが似ている語同士を線で繋ぎ、グループ化しています。

重岡大毅と笑顔が繋がってひとつのグループとして出現しているのはさすが。

 

続いて、ファン歴との対応分析も見ていきます。(ファン歴×ファンになるきっかけ)

赤い四角と数字がファン歴を表し、青い円が頻出語を表します。四角や円が大きいほど出現数が多いファン・語です。

 

ファン歴の分類は以下の通りです。

(当時一緒に考えてくださったフォロワーさん、ありがとうございました!)

  1. ~2014年3月(デビュー前)
  2. 2014年4月~2017年3月(デビュー直後)
  3. 2017年4月~2019年3月(仕事が少なくなった"凪”期間)
  4. 2019年4月~2020年3月(グループが勢いづき始めた転換期/WCサポーター)
  5. 2020年4月~現在(多方面の仕事が実を結ぶ)

 

『1』の近くにはデビュー前の活動拠点であった「関西」やBADの2人の名前が出ているのが面白いですね。

『2』・『3』の近くには当時の主な出演メディアであった「ラジオ」「ドラマ」が出現したり、「友人」が出現していることから周囲の誘いをきっかけにファンになった人が多い時期であると推測できます。「昔話コント」もいますね(笑)

『4』の近くには「ライブ」「歌う」「聞く」や「番組」「観る」が出現しており、この時期にジャニーズWESTの強みを活かしたパフォーマンスを見てもらえる機会やバラエティ番組出演の機会が増えてきたことが影響しているのかなぁと。

『5』は「パパジャニWEST」を始めとする冠番組が続々と誕生した期間。

「番組」や「テレビ」といった語が出現したほか、「証拠」のリリースや「コロナ」禍がきっかけとなった人の多さも伺えます。

 

▶「応援する目的」に関する記述回答

Q.「あなたがジャニーズWESTを応援する目的とその理由について教えてください」

「応援する目的」を問うた記述回答項目です。

まずは回答の頻出語句から行きます。

 

かなり上位に「元気」「楽しい」が来ているのはWESTの強みが反映されているのかもしれませんね。個人的には「恩返し」「辛い」が食い込んでいるところに目が留まります。ジャニーズWESTに”救い”を感じている人が多く、救われた経験からの使命感で応援している人も多いのかな…?

 

次に共起ネットワーク図です。

出現パターンが似ている語同士を線で繋ぎ、グループ化しています。

分かりやすくグループ化されてますね

頻出語では出てこなかった「尊敬」「人間」のグループも出てきました

 

最後に、幸福感のパターン(やっと登場!)と応援する目的で対応分析を行いました。(幸福感×応援する目的)

かなり読み取りにくいと思うので、出現箇所別に見ていきますね。

 

➀『ポジティブ・熱中』が低いパターン

第1パターン『低幸福感ファン層』・第7パターン『意義・達成感/ファン関係性ファン層』・第4パターン『ファン関係性ファン層』・第3パターン『意義・達成感ファン層』

⇒「曲」「パフォーマンス」などが「好き」「楽しい」といったジャニーズWESTへのシンプルな好意や仕事への評価が応援する目的として出現している。

 

②『ポジティブ・熱中』のみが高いパターン

第2パターン『ポジティブ・熱中ファン層』

⇒「笑う」「楽しむ」といったファン活動の中でのポジティブな感情に関する語が出現している。

 

③全体的な幸福感の数値が高いパターン

第5パターン『ポジティブ・熱中/意義・達成感ファン層』・第8パターン『高幸福感ファン層』

⇒「幸せ」の他に「辛い」「背中」が近くに出現しており、ファンが辛いときに支えてくれる存在としてジャニーズWESTを応援していることが予想できる。

 

④『ポジティブ・熱中』 & 『ファン関係性』が高いパターン

第6パターン『ポジティブ・熱中/ファン関係性ファン層』

⇒「人生」「勇気」といった②に近いジャニーズWESTの応援目的を示す語が出現しつつも①や③方向にやや離れていることから、②よりその関連性が希薄であることが分かる。

▶「幸せを感じる瞬間」に関する記述回答

Q.「あなたがジャニーズWESTを応援する中で幸せだと感じる瞬間を教えてください」

「幸せに感じる瞬間」を問うた記述回答項目です。

この研究のメインみたいなものですね。

頻出語句から見ていきます!

 

「楽しい」「笑う」のように応援する目的と近い単語が上位に来ていますね。

また、上位の動詞である「見る」「行く」「聞く」「決まる」「言う」を軸に見ると、ファンが幸せな瞬間だと感じる場面は主に5種類あって、コンテンツを見るとき・現場に行くとき・音楽等を聞くとき・ジャニーズWESTの仕事が決まるとき・彼らから特定の言葉を得ることに幸せを感じる人が多いのかなぁ…なんてことも推測できます。

 

 

次に共起ネットワーク図です。

出現パターンが似ている語同士を線で繋ぎ、グループ化しています。

 

今回の中だと1番見応えのある共起ネットワーク図かな、なんて思っています。

この図だけでも、ジャニーズWESTファンが幸せに感じる瞬間の種類が見えてきそうですね。

 

最後に、幸福感のパターンと幸せに感じる瞬間で対応分析を行います。(幸福感×幸せな瞬間)

こちらも出現箇所別に整理していきますね

 

①『意義・達成感』 & 『ファン関係性』が低いパターン

第1パターン『低幸福感ファン層』・第2パターン『ポジティブ・熱中ファン層』

⇒「パフォーマンス」「行く」「本人」「会える」といったライブ・舞台などの現場でのファン活動を示唆する語が近くに出現している。一方で『ポジティブ・熱中』が強い場合には「動画」「見る」といった比較的手軽なファン行動にて幸せを感じる人も多い。

 

②『意義・達成感』は低いが、『ポジティブ・熱中』&『ファン関係性』は高いパターン

第6パターン『ポジティブ・熱中/ファン関係性ファン層』

⇒「グループ」「伝える」といったジャニーズWESTの言葉や姿からファンへの思いを感じることで幸せを感じる人が多い。

 

③『意義・達成感』が高いパターン

第3パターン『意義・達成感ファン層』・第5パターン『ポジティブ・熱中/意義・達成感ファン層』・第8パターン『高幸福感ファン層』

⇒②に近しい『言葉』が近くに出現しているほか、『意義・達成感』が強い場合には「叶う」「テレビ」といった言葉も出現しておりジャニーズWESTの夢が叶うことで幸せを感じていることが分かる。

 

④『ポジティブ・熱中』は低いが、『意義・達成感』&『ファン関係性』は高いパターン

第7パターン『意義・達成感/ファン関係性ファン層』

⇒「番組」「舞台」「決まる」といった語が出現しており、③と比べると規模感は小さいもののジャニーズWESTに新たな仕事が舞い込むことで幸せを感じている。

 

⑤『ファン関係性』が高いパターン

第4パターン『ファン関係性ファン層』

⇒「友人」「良い」という語が出現しており、ファン活動を通じて得た友人の存在から幸福感を得ている人が多いことが分かった。

 

 

まとめ

『ポジティブ・熱中』因子が強い人

⇒記述回答の分析から推測すると、

ジャニーズWESTの笑顔楽しむ姿を見ることや彼らから元気をもらえる言葉音楽を聞けることに幸せを感じやすい人たちである。

 

▷ファン心理

『ファン・アイデンティティ』を強く持ち、彼らの『人間性への評価』が高い

▷ファン行動

彼らの姿や言葉を見聞きするための『メディア接種行動』を積極的に行っている

 

 

『意義・達成感』因子が強い人

⇒記述回答の分析から推測すると、

 ジャニーズWESTの夢が叶うことや仕事が決まることで幸せを感じやすい人たちである。

 

▷ファン心理

ジャニーズWESTの『育成への使命感』が特に強く、彼らの『人間性への評価』が高い人

▷ファン行動

彼らの新たな仕事の決定や夢の成就のために『布教・拡散行動』を起こし、叶った仕事や夢を見届けるための『購買行動』を積極的に行っていると考えられる。

 

『ファン関係性』因子が強い人

⇒記述回答の分析から推測すると、

 ジャニーズWESTがファンのことを考えてくれることグループ内の関係性の良さが見えた時に幸せを感じやすい。

 

 ▷ファン心理

 『ファン・コミュニケーション』に好意的な人がこの因子に当てはまる傾向が強い

▷ファン行動

ファン同士の関係性に強さが『布教・拡散行動』の後押しになっていると考えられる。

 

おまけ

ファン歴によって、どの幸福感因子が強いのかには傾向があるよ~~~って話。

全員もれなく幸福感は高いので誤差なんですけどね。

 

  1. ~2014年3月(デビュー前)
  2. 2014年4月~2017年3月(デビュー直後)
  3. 2017年4月~2019年3月(仕事が少なくなった"凪”期間)
  4. 2019年4月~2020年3月(グループが勢いづき始めた転換期/WCサポーター)
  5. 2020年4月~現在(多方面の仕事が実を結ぶ)

 

 

『ポジティブ・熱中』が最も高いのはファン歴の浅い人たち(分かる)。

凪の期間を経た人も高めな傾向あり。

 

『意義・達成感』が最も高いのはデビュー直後にファンになった人たち。

2を中心に山なりな形をしており、ファン歴の長い人(というか長く推し続けられる人かな?)は高く、短い人ほど低めな傾向あり。

 

『ファン関係性』が最も高いのは凪期間にファンになった人たち。

3を中心に山なりの形をしている。凪期間をファンで力を合わせて乗り越えようという連帯感?

 

あとがきのようなもの

以上で終了になります!!!!

もし、ここまで読んでくれた方がいたのなら嬉しいです。

この研究の一番のメッセージは、ジャニーズWESTファンっていろんな幸せの形があるんだね!」です。

 

(読まなくていい自語り)

正直、趣味であるジャニーズWEST卒業論文に選んでしまっていいのかめちゃくちゃ悩みました。それでも結局このテーマに決めたのは、それだけこのテーマについて私なりの答えを出したかったからです。

自分が幸せを貰うためにアイドルファンやっているはずなのにどうしようもなく苦しくなる瞬間ってあるんですよね。Twitterを通じていろんなオタクのいろんな悩みを見てきたし、私自身悩んで苦しむことも多いです。

それでも私はジャニーズWESTのファンをやってて幸せだって言いたくて、「アイドルファンの幸せの形って何なのか」その答えを私は追い続けています。

結果この卒論でその答えが出たかと言われれば微妙なんですけどね(笑)

 

このブログを読んで「○○だから私の推し方はダメなんだ」「もっと幸せに推すために△△しなきゃ」じゃなくて、

「こういう風にWESTから幸せを貰っている人もいるんだな~」と思っていただければ私としては本当にうれしく思います。

 

大変だったけど卒論書き上げられてよかった!!学生生活に残した宿題はこれにて終了です!!

ジャニーズWEST大好きだよ~~~!!!!!!!

 

SPECIAL THANKS

・回答してくださった3470名の方々

・応援してくれたフォロワー

・いつも幸せをくれるジャニーズWESTの皆さん🌈

 

参考文献

福井美弥・阿部浩和,2013,「異なる文体における共起ネットワーク図の図的解釈」『図 学研究』(47),3-9.

樋口耕一, 2020,『社会調査のための計量テキスト分析 ―内容分析の継承と発展を目 指して― 第 2 版』 ナカニシヤ出版.

今井有里紗・砂田順子・大木桃代,2010,「ファン心理と心理的健康に関する検討」, 『生活科学研究 = Bulletin of Living Science』 (32): 67-79.

Julie Butler・Margaret L Kern,2016,「The PERMA-Profiler: A brief multidimensional measure of flourishing」,『International Journal of Wellbeing』6 (3), 1-48.

川上桜子,2005, 「ファン心理の構造 : 思春期・青年期の発達課題との関連から」,『東京女子大学心理学紀要』(1): 43-55.

小城英子,2004・2005・2006,「ファン心理の構造」, 『関西大学大学院人間科学 : 社会学・心理学研究 』(61).

小城英子,2018,「ファン心理尺度の再考」, 『聖心女子大学論叢 = SEISHIN STUDIES』 (132),:182-224.

Martin E. P. Seligman, 2011, Flourish: A Visionary New Understanding of Happiness and Well-being, New York: Atria; Reprint版.

塩谷亨・伏島あゆみ,2018,「PERMA-Profiler 日本語版の心理統計量の検討」,『日本心理学会大会発表論文集』82 (0).

渡辺和弘,川上典人,塩谷徹,足立英彦,松本かおり, 今村浩太郎, 松本圭,山上文乃,布嶋あゆみ,村岡智子,加賀美智光,島津明仁,マーガレット・L・カーン,2018,「The Japanese Workplace PERMA-Profiler: A validation study among Japanese workers」,『journal of Occupational Health』60 (5), 383-393.